
3)エコツーリズム施設
エコツーリズム施設の計画にあたっては、地形・条件等が厳しい場合が多いので、高齢者・障害者に対する配慮が必要である。
沿岸域の生態系や貴重な生物は、陸域との対照性から観光の対象となりやすく、また手つかずの自然がの残っている場合が多いので、沿岸域の環境はエコツーリズムにとって好都合である。特に、エコツーリズムの機能的性格からすべての人がバードウォッチング、ホエールウォッチング、アザラシウォッチング等のエコツーリズムと呼べる観光を安全・快適に行える拠点施設の整備を行うことは望ましい。
《解説》
日本の沿岸域では開発の歴史が長く沿岸域の自然改造・破壊が進んでおり、エコツーリズムが成立する手つかずの自然は少ない。こうした現状を考えると、日本の沿岸域ではエコツーリズムに必要な手つかずの自然は、一部の離島や沖合を除いて存在できない状況にある。
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